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【人員削減の今】【資格なしでも高収入】年齢の壁なしで絶対に残る職業

アメリカのIT大手マイクロソフトは2025年5月に公表した約6千人規模の削減に続く措置に続き、約9千人を削減すると明らかにしました。生成人工知能(AI)関連の投資が拡大する中、組織を効率化し、コストを抑制するためだと公表されています。しかし、今後私たちの社会も無関係ではありません。同年、パナソニックホールディングスは国内で焼く5千人の人員削減を発表しました。人材不足の中でも、人員削減を行う企業に目を向けるとともに、この先私たちが働き続けられる職業にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

目次

人材不足でも人員削減をする理由

人材不足が問題となり、さらにこれから労働人口が減っていくと予想されている近年では、職業を選ばなければ(実際には難しいですが…)就職しやすい時代になっています。2025年6月出生数も過去最低の70万人を割り込み、今後はさらに人材不足の問題が大きくなっていきます。

人材削減(リストラ)は、企業の業績が悪化したり倒産したりすると行われるという認識でした。しかし近年では業績が良くても人材削減を行う企業が増えています。人員削減をする企業には以下の理由が考えられます。

人員削減の理由
①シニア層の給与支給に対応できなくなってきた
②人員削減によって会社の赤字を減らそうとしている
③人件費を減らして浮いた費用で別の設備投資をするため
④業績が悪化する前の良いときに、企業の体力を温存するため

人員削減の理由①シニア層の給与支給に対応できなくなってきた

80年代の終盤から90年代の初頭は日本はバブル景気でした。今とは違って好景気の売手市場で、企業も新卒を大量に採用しました。さらにその時期に採用された新卒は給与額が高い世代でした。大量に採用された人材は現在、シニア層となり高い給与支給で企業はそれに対応できなくなってきていると考えられています。

人員削減の理由②人員削減によって会社の赤字を減らそうとしている

人件費には給与以外にも賞与、教育費、光熱費、備品費、交通費、社会保険料などのあらゆる経費が含まれ、固定費となります。 この固定費を削ることで利益率を上げ、売上減少による赤字を少しでも減らそうとしています。

人員削減の理由③人件費を減らして浮いた費用で別の設備投資をするため

人件費を削減することは大きなコストカットになります。浮いた費用で新たな設備投資や社員研修の実施、外部人材を起用することで、業務効率をアップしたり、労働環境の改善が期待できます。

人員削減の理由④業績が悪化する前の良いときに、企業の体力を温存するため

業績が悪化し、企業にとって体力が無くなる前に人材を減らしておこうという考えです。近年、AIの活躍が増えています。AIは人間よりも膨大なデータの蓄積と分析、単純作業や定型業務をミスなく、高速で正確に行います。AIを利用する企業も増えると予想され、人員削減の代わりにその代わりとして活躍の場が期待されています。

資格がなくても高収入な職業

人材不足でも人材削減をする企業が増えている時代ですが、生きている間に働く期間は長くなっているというのも今の時代です。資格を持っていなければ就けない仕事、持っていた方が就職に有利な資格はたくさんありますが、資格が無くても比較的高収入な職業を紹介します。

1.不動産・保険営業|約350万円
2.Webデザイナー|約360万円
3.SNS運用代行|約380万円
4.カスタマーサポート|約291万円
6.施工管理|約349万円
7.コールセンタースタッフ|約420万円
8.コンサルタント|約1000万円
9.リフォーム営業|約1000万円
               など

無資格でも高収入な仕事の特徴は
・成果報酬型
・専門性が身につく
・力作業
であるという特徴があります。

志望する業界・職種・企業について徹底的に研究することは仕事選びにはとても重要です。自分自身のイメージだけで業界や職種などを選ぶと、転職後に不満などが出てきやすくなるからです。正確な実態を把握するためにも、企業のホームページ・SNSや、求人サイトの情報、評判や口コミなどを細かく調べておきましょう。

年齢の壁がなく働ける職業

仕事を探すときに年齢制限が設けられている仕事もあります。しかし、人手不足のためそのハードルを下げ、年齢に関わらず採用を行っている企業も多くあります。しかし、求人があるからといって自分の体に無理を強い、健康を害することは避けましょう。一番大切なのは元気に働ける体です。

では、年齢の壁に関係なく、長く働ける仕事を見ていきましょう。

・専門資格を活かせる仕事:医師、看護師、薬剤師、理学療法士などの医療系
            :弁護士、税理士、行政書士などの士業
            :介護福祉士、ケアマネージャーなどの介護系
・体力を使う仕事:工事現場作業員、土木作業員、トラック運転手、配達員、農業
・人手不足の業界:介護職、ドライバー、製造業
・接客業、警備、コールセンターなど

今後も無くならない仕事とは?

AIの活用が当たり前の時代になってきています。AIは今後も無くてはならないものですが、一方でAIにも苦手分野があります。AIはデータの蓄積・処理や定型業務は得意である一方、複雑で高度なコミュニケーションをしたり、0から何かを作り出すことはできません。人間はコミュニケーション能力やクリエイティブな能力が秀でています。よって、AIそのものを作る側の仕事、柔軟な考え方と対応が求められる仕事は人間の能力が必要で、今後も無くならないと考えられます。具体的にどんな職業があるのか見ていきましょう。

・医師、看護師など医療職
・教育・保育関係
・アーティスト、作家などクリエイティブ関係
・コンサルティング関係
・AIを開発するエンジニア    など

人材不足が問題になっている現代でも、人員削減を行う企業があり、職に就いているからといって絶対に安心だと言えません。私たちの社会が今後どのように変化していくのかに興味を持ちながら、自分の仕事の将来性や歳を重ねたときの働き方について考えながら生活していきたいですね。

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